Webデザイナーを目指す人へ
先日、Kobaken Offcial SiteのBBSで、Webデザイナー志望者からのメッセージが書き込まれていた。メッセージは、Webデザイナーを目指す上での相談であった。私はBBSにて相談内容に対する返信を行なった。
その後、私は一人考えた。同じような悩み、不安を持っている人は大勢いるはずだと。
私もかつてはこの相談者と同じ立場にいた。
「Webデザイナーになりたい!」という人たちへ、私だから伝えることができるメッセージ。
今、自分が好きなことを仕事にしている幸せを、同じように悩む人たちにも実現させて欲しいと思っている。
今回、BBSに書き込んでくださった「じゅんさん」に許可をいただき、BBSでの私とのやりとりを一部再編集し、このブログの記事として取り上げさせていただく。Webデザイナーを目指す人たちの参考になれば幸いである。
| ■□初めまして。 投稿者:じゅん□■
初めまして。じゅんです。将来はWEBデザイナーになりたいと思ってるいるのですが…。 今、実は色々と悩んでいます。それはスクール選びなのですが、どのスクールに通えば自分の成りたいデザイナーになれるのか全然分かりません。何校か資料を観させて頂いたのですがWEBデザイナーの種類と言うか役職みたいな感じで、「WEBプロデューサー」「WEBディレクター」「WEBデザイナー」「webテクニカルディレクター」マネジメント系、クリエイター系、エンジニア系と、色々な役職があるみたいですが! WEBデザイナーになる為にはエンジニア系の事から覚えて入った方が良いのでしょうか?又、WEBプロデューサー、WEBディレクターの下でWEBデザイナーとして仕事をこなして行けばwebディレクターやwebプロデューサーのようにまとめ役とみたいな仕事が出来るようになるのでしょうか? やっぱり高いお金を払って最初から総合的に教えてもらえるコースをスクールで学んでから就職した方が良いのでしょうか? スクールには色々なコースがあるようですが、ホームページを作れるようになるコースを受講しても、WEBデザイナーとして企業に雇ってもらえるのでしょうか?それともやっぱり高いお金を出して、もっと深く高く幅広く勉強しないと雇ってもらえないのでしょうか? 将来的にはフリーとして自宅で仕事がしたいと思ってます。WEBデザイナーに成る為にはどのソフトを使いこなせて、どんな人で、スクールでどんな勉強を学んだ方が企業としては欲しいと思ってるのでしょうか? 初めてなのに色々と長々と書かせてもらいました。 あ!後、実は美術系専門学校(習ったのはフォトショップイラストレーターの触りだけ…)に行ったんですけど三ヶ月で辞めてしまった、暗い、勿体無い、過去を持つ馬鹿です。ちょっとだけ聞きたいのはスクールの先生は優しい人でしょうか?何回も聞き直したりしても機嫌を損ねる人とかいらっしゃるのでしょうか?それも心配です。 それでは失礼します。 |
| ■□おこたえします。 小林謙輔(管理者)□■
じゅんさん、こんばんは。 >どのスクールに通えば自分の成りたいデザイナーになれるのか全然分かりません。 ●なかなか難しいですね。 >WEBデザイナーになる為にはエンジニア系の事から覚えて入った方が良いのでしょうか?又、WEBプロデューサー、WEBディレクターの下でWEBデザイナーとして仕事をこなして行けばwebディレクターやwebプロデューサーのようにまとめ役とみたいな仕事が出来るようになるのでしょうか? ●他の業種でプロジェクトマネジメントや、マーケティングの実績、経験がない場合、いきなりWEBプロデューサー、WEBディレクターになることはできません。それは、いくら学校で勉強したからといっても、雇う側からすればまったく説得力がありません。まずWebデザイナーの仕事を理解しないと、WEBプロデューサーやWEBディレクターという仕事はできません。 じゅんさんは、グラフィックデザインに興味がありますか?それともプログラムに興味がありますか?それによってクリエイター系に進むか、エンジニア系に進むかが違ってきます。 もしグラフィックデザインに興味がある場合(美術系専門学校に通っていたという事は、興味があるということなのでしょう)、最初からプログラムのことを突っ込んで勉強する必要はありません。 まず、ホームページを自分で作って、その喜び、楽しさを知ることが大切です。ホームページを作ることは独学でも十分可能ですが、スクールに通うと理解が早まることは確かです。 >やっぱり高いお金を払って最初から総合的に教えてもらえるコースをスクールで学んでから就職した方が良いのでしょうか? 教えてもらうに越したことはないと思いますが、スクールを過信し、スクールに依存しすぎると痛い目にあいます。スクールで学んだから、すんなり就職できるとは限りません。 あくまで自分の熱意が大切です。まず、webの世界の面白さを実感してください。自分でホームページを制作し、公開してください。楽しさが分かれば、どんどん勉強したくなります。何を勉強すればいいのか分からないという状態を抜け出し、自ら欲しい知識、情報を集めることができます。 じゅんさんも何か趣味があるかと思います。趣味に関しては、自分で勉強したという意識はないのに、その分野の知識は十分もっているはずです。 まず、ホームページ制作を趣味といえるほど取り組んでください。楽しさを実感してください。 スクールは、あくまでその楽しさを知るためのキッカケととらえてください。決してスクールで全て知識を得られると思わないでください。インターネットが発達し、欲しい情報はいくらでも手に入ります。書籍やメルマガもたくさん出ています。楽しさを知れば勉強はどこでもできるのです。 >WEBデザイナーに成る為にはどのソフトを使いこなせて、どんな人で、スクールでどんな勉強を学んだ方が企業としては欲しいと思ってるのでしょうか? 私であれば、スクールでどんな勉強を学んだかなどということはあまり重要ではありません。なぜなら同じ事を同じスクールで学んでいる人が大勢いるからです。そんな知識はどうにでもなります。 むしろ大切なことは、挨拶がきっちりできるか。自分に与えられた仕事を責任を持ってやりとげることができるか。人とのコミニュケーションがとれる人か。など、社会人として、人間として必要なことです。そしてさらにWeb制作がどれだけ好きで、自分なりにどういう取り組みをしてきたのかを語れる人物を求めます。 ただし、最低限の知識は必要です。ソフトの場合はPhotshopやIllustrator、Dreamweaver、Fireworksなどです。よく分からないソフトは検索で調べてみてください。 >スクールの先生は優しい人でしょうか?何回も聞き直したりしても機嫌を損ねる人とかいらっしゃるのでしょうか? ●スクールの先生も人間です。いろんな人がいます。ただ、高い金を払う以上、先生の良し悪しも気になるところです。スクールに出向いてみて、受講生を待ち構えて聞いてみるのもいいかもしれません。また、授業後や休憩時間に先生と生徒が仲良く談笑しているスクールは、いい先生が多いかもしれません。 しかしこんなことは心配したらきりがありません。大事なことは、自分が何を学ぶためにスクールに通うのかということを明確にすることです。学ぶ側の態度も重要です。何回も聞き直す必要のないよう、教わったことは1回で覚える、聞いたことは1回で覚えるという気迫をもって授業に臨んでください。しっかりメモを取ってください。その上で、どうしても分かりにくかったことは再度聞いてください。じゅんさんが、日ごろ一生懸命授業を受けているのなら、それは先生にも伝わっているものです。機嫌を損ねるようなことはないでしょう。 だらだらと、わかりにくい文章ですみません。熱くなってきました。私が伝えたいことは次のようなことです。 ●まずグラフィックデザインに興味があるのなら、webデザイナーのコースの受講を検討してみてください。 ●まず大事なことは、Webサイトを作って公開し、運営を通じてその楽しさを知ることです。スクールはその楽しさを知るキッカケと考えてください。楽しさを知れば、自分に必要な知識が見えてきます。ディレクターやプロデューサーのコースを受講することはそれから考えても遅くありません。もし楽しさを感じることができなければ、その時点で方向転換すればいいのです。 ●知っておきたいソフトはPhotshopやIllustrator、Dreamweaver(ホームページ作成)、Fireworksです。どこのスクールでも、webデザイナーのコースで教えてくれると思います。この点は調べてみてください。 ●Webデザイナーの就職は非常に厳しいです。しかし、実現したいと強く思って取り組めば、きっと道は開けると思います。私もそうでした。 ●心配ごとは多いですが、時間もたっぷりあると思います。まずは実行に移すことです。 この道を行けばどうなるものか 頑張ってください! |
今回のご相談を受け、私もいろいろ考えるところがあった。実際、じゅんさんのように迷っていらっしゃる、または新たにチャレンジしたいという気持ちを持っている人が大勢いるはずである。私も実際そうだったので、できるだけ、webデザイナーを目指すいろんな人の声に耳を傾けて、お答えできることろはフィードバックしていきたいと思うようになった。
そこで、Webデザイナーを目指している、もしくはWebデザイナーに興味がある方向けに相談フォームを1ヶ月間設置することにした。さすがに全ての相談にはお答えできないが、20名を目処に相談に対する私の意見をメールで返信させていただきたいと思う。
しかし、相談してくれた全ての皆さんには、今回の相談メールの中で、比較的多い相談に対する私の意見をまとめた小冊子(PDF版)を作成し、10月下旬にプレゼントさせていただくことを約束する。
(相談の受付は終了しました。)
