ブロガーの間で、かなり残念なインタビューとして批判されています。
●日本のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞く(前編) - ITmedia News
●Web、はてな、将棋への思い 梅田望夫さんに聞く(後編) - ITmedia News
私は、梅田望夫さんの本「ウェブ進化論」や「ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか」に感動したうちの1人です。
インターネットの可能性について非常にポジティブに分かりやすく表現されていて、今起きているパラダイムシフトを実感させてくれる良書でした。
その梅田望夫さんが、自ら日本のWebは残念という発言をしています。
---------以下引用---------
――日本のSNSは、人生に必要なインフラになっていない、という意味でしょうか。
なってないんじゃないんですか? 職を探すとか……。人生のインフラ、学習、生計を立てる、キャリアを構築する、みたいな。
――上に上がるためのインフラにはなっていない、と。
上に上がるため、自分を高めていくため、という流れがあるかというと、部分的にはあるかもしれないけれど、比較論で言えば英語圏と日本語圏とずいぶん違うと思いますけどね。
中略
――はてなに日本のネット空間を良くしてほしい、とおっしゃいましたが、「良い」インターネットとはどういうものでしょう。
それもなかなか言いにくいところではあるが……。
ウェブ進化論で書いたような世界というのは、あれは理想郷であるとか空想であるとか言う人もいるよね。日本語圏のネット空間はぜんぜんああなっていない、と。「ウェブはバカと暇人のもの」によると、(ウェブ進化論は)「頭のいい人の世界だ」という。
ウェブ進化論の中では「総表現社会」という言葉を使っている。高校の50人クラスに2人や3人、ものすごく優れた人がいるよね。そういう人がWebを通じて表に出てくれば、知がいろんなところで共有できるよね、というところまでは書いている。
そういう、「総表現社会参加者層」みたいなのが、人口比で言えば500万人とか出てくると。少なくとも英語圏ではそういう層が分厚くて、そこがある種のリーダーシップを取っているわけだよね。
今の日本のネット空間では、そういう人が出てくるインセンティブがあまりないわけさ、多くの場合。「アルファブロガー」的なものも、最初のうちにぽーんと飛び出した人からそんなに変わってないじゃないですか。それが100倍、1000倍になり、すごく厚みをもって、という進展の仕方と違う訳じゃない。
---------引用ここまで---------
>>この記事に対するブロガーの反応一部
人生において、ネットが全てだとは思いませんが、少なくともWebによって人生が変わった私としては、これは挑戦だと勝手に解釈させていただきました。
クリエイティブ能力のある人にとって、インターネットは自分の可能性を、物理的、時間的制約を超えて瞬時に広めてくれるインフラだと思っています。梅田望夫さんは、そのインフラを最大限活用し、台頭してくる人が少ないことを嘆いているのでしょう。
確かにそうかも知れません。
メディアで流されるのはネット犯罪やネットいじめ、それに端を発する青少年に対するインターネットの規制、ケータイの利用禁止など、ネガティブなものばかりです。
インターネットの可能性を心底理解している人が少ないのです。
私は微力ながら、自分の人生を豊かにしているWebに対し、子供たちへの教育という形で向かい合って行きたいと思っております。
そんな気持ちで新しいブログ「Web屋 小林謙輔の子育て論~正しい情報モラル教育」を立ち上げました。