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今回から3回に分けて、私が最近読んだネットコミュニティに関する書籍を紹介する。理由は今の仕事に密着しているからである。
以前の記事で、コミュニティサイトの設計に取りかかっているということを述べた。
コミュニティサイトを設計するのは、私ははじめてである。設計だけで費用をいただけるという案件。設計はまだ要求定義(クライアントの希望をヒヤリングし、まとめること)の段階だが、設計だけでは終わらずに構築を進めることになった。
どうして企業はコミュニティサイトを作るのだろう?
「人の集まるところにビジネスが生まれる。」
理由はこれである。
ビジネスを生むようなコミュニティを作るには、戦略が必要となる。
今回紹介する本は、AOLやAdobe、eBey、Yahoo!など、かなりメジャーなコミュニティサイトを設計してきたエイミー・ジョー・キムという人の著書である。
この本のサブタイトルは【ビジネスに直結した「場」をつくる】。私が求めていた情報とピッタリ一致した。
この本には、コミュニティサイトの設計に必要な「9つのデザイン戦略」が事例を交えながら書かれていた。その戦略は、成功するコミュニティサイトのどれを取ってみても当てはまる戦略である。
どれも分かりやすく、イメージしやすい。自分の仕事に間違いなくプラスになるだろう。
この本は2001年に出版された本である。3年前の本。Web業界は進歩が早いので、数年前の本はすでに古く読む価値はないという判断をしてしまいがちだが、もったいない話である。
実際、この本には「ブログ」も、「ソーシャルネットワーキング」というキーワードも出てこない。しかし、これらの形態を持っている成功サイトにも「9つのデザイン戦略」は見事に当てはまるのだ。
この本から学んだことはまだある。コミュニティサイトに限らず、Webサイトは「人」があってナンボ。人同士のコミュニケーションツールなのだ。よって設計する前に、まず人(サイトを使うユーザー)について理解しなければいけない。クライアントをヒヤリングしていると、つい
「あのサイトのああいう機能って便利だから組み込んでちょうだい。」
などという話が先行しがちである。
Webサイトを設計するにあたっては、仕組みに溺れてはいけないということを肝に銘じておく。
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