私は、インターネットを使い始めて15年ほどになります。
今では仕事もプライベートもどっぷりとインターネットにハマっているのですが、なぜこれほどインターネットに魅せられてしまったのか、ふと考えてみました。
私にとってインターネットとは何なのか?
この15年間を振り返ってみての結論は、
「インターネットは人見知りする人にとっての、人脈構築強制ツールである」
ということです。
ただし、こう結論付けるためには前提があります。それは
「Webサイト上で、自分の考えや成果物を公開する」
「その際に本名を名乗る」
ということです。
私はもともと、引っ込み思案で人見知りする性格です。それは過去も今も変わりありません。
友人も多い方ではありませんし、自分から飲みに行こうと友人や同僚を誘うこともありません。
小学生や中学生の時など、授業中に手を挙げて発表するなんてことは論外でした。ただ、作文でじっくり考えたことを文章にすることや、絵を描くことは自信があり、のびのびと取り組んでいたことを思い出します。
小学生のころ先生からは、
「ほら、作文になると、発言しない小林の目が輝いてくる。」
と言われたものです。褒めてるのかイヤミなのかよく分かりませんが、当時は褒めてもらってると思っていました。
そんな私が、インターネットに出会ったのは高校(高専)の時。
その後、仕事などでも多少PCは触っていましたが、本格的に活用し始めたのは社会人生活5年目。このままでいいのかと、悶々としている時にイラストをインターネット上で公開しました。
自分の描いたイラストを投稿してコメントを付け合えるサイトがあったのです。今は流行っているイラス投稿SNS「pixiv(ピクシブ)」の簡易版のようなサイトです。
▽▽当時投稿したイラストの1つ▽▽

投稿したイラストに対して、他のユーザから好意的なコメントをたくさんいただきました。
興奮しましたね。自分の描いたイラストが一瞬で全国の同じ興味を持つ人に公開できて、コメントをもらえるというのは。(ただし、ここでもし、酷評されていたら今の私はいなかったかも知れません。)
それから、会社を辞め、イラストレーターを目指すべく、スクールに通ってデザインを学ぶ傍ら、自分のイラストを公開するサイトを立ち上げました。
▽▽これが当時公開していたWebサイト▽▽

公開して数ヶ月で、このWebサイトを通じてWeb出版社の方からイラストの依頼がありました。
さらに興奮しました。
▽▽当時受注したイラストの1つ「ジミ・ヘンドリクス」▽▽

そして、そのイラストが掲載された本がこれです。(表紙ではなく中の紙面用イラストです)
●地獄でロック・ファイヤー―最強ロッカー死人伝説 海外アーティスト編
すごいマイナー本ですが、何の面識もなかった出版社の方が私のイラストだけを見て、仕事をくれたことに対し、Webの凄さを感じた瞬間でした。
その後、スクールの先生からも、下記本に掲載するイラストの仕事をいただくことができました。
●るるぶ 親子で行こう 大阪遊び場ガイド(表紙ではなく中の紙面用イラストです)
大手書店でこの本が平積みされていたときは、何ともいえない嬉しさがありました。
続いて、再就職活動中に知り合ったフリーのWebデザイナーの方から、Webサイト用のイラストの仕事をいただいたりもしました。
これらは全て、私から直接売り込んだわけではなかったのですが、Web上に公開した私の作品が、チャンスを引き寄せてくれたのです。
しだいに、私はイラストよりも、インターネットに可能性を感じ、Webサイトを作る仕事をしたいと思うようになりました。そして、実務未経験でWeb制作会社にアルバイトとして潜り込むことに成功します。2002年11月のことです。
仕事の傍ら、未経験からWebデザイナーになることができた自分の体験談を、このブログに公開したところ、非常に反響がありました。同じくWebデザイナーを目指している人のニーズを感じた私は、メルマガも開始し、読者からの相談も受け付けることにしました。
私は、相談者とリアルで会うことはなく、あくまでネット上のメールとブログ上でのみで答えました。そしてそのやりとりの内容の一部を、再編集してメルマガとブログで公開するという作業を重ねたのです。
すると、かつて相談に答えた方から、こういう嬉しい報告をいただくようになりました。
●この度web制作会社に内定が決まりましたのでお礼も兼ねてご連絡させてもらいます。
●Webサイトを運営していてよかった!と感じた出来事がありました。
このような体験を得て、インターネットに今でもどっぷり浸かっている私は、今でも人見知りです。
Web制作会社を退社し、再就職した際も、私は、直接自己アピールするの内容は最小限にし、代わりにこのブログURLを添付しました。そして、
「私の考え方はこのブログの内容に記載しています。自分が発信する情報には責任を持っているため、全て本名で公開しています。ぜひご覧いただき、よろしければ面接に呼んでください。」というメッセージを履歴書に添えたのです。
私にとってインターネットは、人見知りや引っ込み思案という、弱点を補って余りある成果を出してくれるツールだったのです。
自分がクリエイティブでありさえすれば、自分の価値を必要としている人が向こうから接触してきてくれます。活躍の場が見つかるのです。
ぜひ、日本におけるネット社会も、
「Webサイト上で、自分の考えや成果物を公開する」
「その際に本名を名乗る」
という人が増え、人見知りでもネットの利点を活かして自分の可能性を伸ばせる人が増えるといいですね。
姉妹サイト>>実務未経験者がWebデザイナーになる方法
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