お客様のためのWebサイトとは何か?

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デジタルネイティブが意味するもの-私たちはどう変化すべきか?

NHKスペシャル「デジタルネイティブ」を見ました。

デジタルネイティブとは、以前このブログにも書いたとおり、物心ついたときからデジタル環境が身の回りにあり、それを当たり前のように使っている世代のことを指します。

デジタルネイティブにはどのような可能性が秘めているのか?
彼らの行動から学ぶべきところはないか?

こんなことを考えながら、期待して番組を見ました。

期待通りの内容でした。
番組では、素晴らしい若者の姿が紹介されていました。

その中でも、15歳の少年が自身の企画したボードゲームをネット上でかなりの数を売り上げているという例が、かなり刺激的でした。

スゴいのは、その商品開発のプロセスです。
この少年は、ボードゲームを制作するにあたり、商品のコンセプトに合うデザイナー数名をビジネスのマッチングサイトで見つけ、交渉し、発注してパッケージやカードの商品デザインを完成させました。

携わったデザイナーの1人は、この発注者が15歳の少年だとは思いもしなかったそうです。

そして、この少年はYouTube上で世界に向けて自らプレゼンテーションをしました。

その結果、話題になり、売上があがったのです。

すさまじい行動力と、それを可能にしたネットの可能性を感じました。

▽▽彼のプレゼンテーション動画の一部▽▽


それにしても、これを15歳の少年1人の情熱で実現してしまうとは...。

番組では、この他にも、ネットで繋がりあった若者たちの素晴らしい取り組みと生き生きした姿、そして、その熱意に動かされる大人たちの姿が、映し出されていました。

私は番組を見終わった後、興奮して、なかなか寝付けませんでした。

眠れなかったのは、番組の影響で私のブログ記事「デジタルネイティブの台頭と、企業の課題」のアクセス数が跳ね上がったからではありません。
(「デジタルネイティブとは」というキーワードでGoogle1位にこの記事が表示されるので、実際、アクセス数は跳ね上がりましたが...。嬉しい誤算です。)

ただ単に、この少年たちのスゴさに興奮したからでもありません。

理由は、この私が、はじめてWeb制作・運用の面白さに目覚めたあの頃の興奮がよみがえってきたからです。

2001年、私は最初に就職した会社を辞めた後、実家に戻りイラストレーターを目指していました。(私のプロフィール参照

それと同時にWebデザインも勉強し、自分のイラストを世に広めるために、サイトを立ち上げたのです。

▽▽これが当時公開していたWebサイト▽▽
Kobaken Official Site


そして、3ヵ月後、このサイトを通じて一通のメールが私に届きました。
出版社の方からでした。

「あなたのイラストが私たちが企画している単行本のテーマと非常にマッチしているので、ぜひ描いて欲しい。」


イラスト作成のお仕事を頂けたのです。

イラストレーターとして実績も何もない、どこの馬の骨かも分からない私に、出版社の方から、直接お願いしてきたのです。

かなり興奮したのを覚えています。突然やってきたイラストレーターとしてのデビューでした。


そして私は、この出来事がキッカケとなり、イラストの道よりもむしろ、ネットの可能性に魅せられ、Webの業界に進むことにしたのです。

2002年にWebデザイナーになった私は、個人の活動としてこのブログやメルマガを通じて様々な人と交流してきました。Webデザイナーを目指す人から多くの相談もいただくようになりました。

>>Webデザイナーを目指す人へ:転職Q&A

転職して新しい道にチャレンジしたいと思いながらも不安がいっぱいで、なかなか一歩を踏み出せない。そういう人たちを応援したい。そんな気持ちから始めた相談コーナーでしたが、たくさんの相談をいただきました。許可を得てその内容をメールマガジンで紹介したところ、読者の方から、

「励みになりました。ありがとうございます。」という言葉をいただきました。

大変ありがたいことです。そして、今でも
「先生にぜひ相談にのっていただきたく...」という感じで、相談をいただくことがあります。

私は先生と呼ばれるほど、直接何かを教えてあげたわけではありません。

しかし、顔も知らない人が、Webサイトの情報を見ただけで私を信頼してくれたのです。
毎日が興奮の連続です。

この興奮の本質は、ネットが実現可能とする、様々な人との出会い、マッチングにあります。

ネットが無ければ決して知りえなかった人との出会いです。

そういう人たちと、物理的、費用的、時間的なコストをかけずに出会うことができるのです。

これは、自分という商品を売ってくれる代理店が手に入ったということです。

しかし、ネットに懐疑的な人は

「見知らぬ人を信頼して危険ではないか?」

と思っていると思います。

実際、子供が出会い系サイトやSNSなどのコミュニティサイトで知り合った大人を簡単に信頼してしまい、犯罪に巻き込まれる事件が増えています。


「デジタルネイティブ」には、

現実で会った人とネットで知り合った人を区別しない

という特徴があるそうです。

それは物心がついたときから、コミュニケーションの手段として、当たり前にネットがあるからです。
彼らにとっては、ネットで知り合うということも、現実で知り合うということも同じなのです。
ネット上で積極的に自分をアピールし、その結果、共感する人を引き寄せます。

この感覚は、私(30代)以上の世代には、まったくない感覚です。

ただし、ネガティブな考えだけでなく、このネットの大きな可能性を理解しておく必要があります。

番組で紹介されていた15歳の少年の例からも分かるように、ネットで世界中が繋がった世界では、突出した個人のコンセプトが世界を動かすのです。

しかも、それを成し遂げるために必要なコストは、非常に小さいのです。


それでは、この可能性を目の当たりにしたところで、私たちは、これからどうして行けばいいのでしょうか?


経営者であれば、
「この新しい世界で起きている変化に対応するため、突出した「個人の力」「コラボレーションの力」を見方にするにはどうすればいいか?」
と考えるかも知れません。

実際、先進的な企業では、この変化に対応するために、すでに取り組みを始め、成果を挙げています。

プロクター・アンドギャンプル社(P&G)は、世界中の研究者コミュニティサイトであるイノセンティブ (Innocentive) などを利用して斬新なアイデアを社外に求め、数百もの新製品を生み出しています。

下記のような書籍で先進的な企業の取り組み事例を知ることができます。

ウィキノミクス-マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ
クラウドソーシング 世界の隠れた才能をあなたのビジネスに活かす方法


サラリーマンであれば
「これから入社してくるデジタルネイティブ世代と仕事をするためにはどうすればいいのか?」
と考えるかも知れません。

あるいは、
「自分はこのままでいいのだろうか?取り残されはしないだろうか?」
と不安に思うかも知れません。

今後、ビジネスマンには今まで以上にクリエイティブな能力が求められると思います。
必要なのは、優れたコンセプトと、そのクリエイティブさに共感した人々を引き寄せ、コラボレーションする能力です。

私にはそんな能力はまだありません。しかし、あらゆるチャレンジをしてみたいと思います。

皆さんが、ネットによる環境変化を理解し、そこに自分の目指すべき方向を見出すためには、下記の書籍が参考になります。

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか
サラリーマン「再起動」マニュアル
成功ルールが変わる!―「カラオケ資本主義」を越えて


そして、子育てをする親として大切なことは、

・ネット世代、ケータイ世代を否定しないこと
・ネットによるパラダイムシフトとその可能性を理解すること
・自分自身もネットへ身を投げてみるということ

だと思います。

今後、ネットで繋がった世界で生き抜くため、子供たちの可能性を花開かせるため、子供たちに何を教育すべきでしょうか?

それは、自分で理解することなしに、ネットが絡むネガティブな事件にのみに拒否反応し、ネットの情報をハナから与えないと結論づけることではありません。

小中学生の携帯電話所持を禁止に--政府の教育再生懇談会が提言(CNET Japan)

「青少年インターネット規制法案」が成立すると、日本のネットは完全に死ぬ(GIGAZIN)


ケータイやPCでのネット利用は否定するが、せっせと塾通いはさせる。

これはありえないことです。

今は検索エンジンや、ネット上のコミュニティで、何でも調べられる時代です。
そんな時代に、丸暗記は必要ありません。

実際、世の中に出ると「カンニングもあり」です。
同じ答えを出すにしても、それを一番うまくやった人が評価されるのです。

先ほど紹介した「ハイコンセプト」によると、アメリカの高校で、「カンニング」を容認するようになってきているそうです。今は答えのない時代と言われています。知識を持っていることよりも、多くの人の意見や情報から自分の考え、コンセプトをまとめる能力、壁にぶち当たったら突破するアイデア、勇気とリーダーシップを持った人の方が貴重だと書いてあります。

私もまさにそのとおりだと感じています。


これからは、むしろ子供たちから教わることの方が多いでしょう。

私たちは、自分たちの価値観で判断せず、新しい価値観を受け入れられるでしょうか?
子供とともに学び、サポートしていくためには、この変化をどう理解しておくべきでしょうか?

大いなる可能性の芽を摘むようなことだけは、しないよう心がけたいと思っています。

あ、あとは英語ですね。これは自分への自戒を込めて...。

姉妹サイト>>実務未経験者がWebデザイナーになる方法

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