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徳島出張(2)

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前回の続き。


こちらからはまず、
「サイトを制作するにあたり、目的があると思うのですが、サイトにどのようなことを期待しますか?」
という質問をした。

このクライアントは規模もそこそこ大きい会社であり、商品の納入先も大手が多いため、

「サイトによる新規顧客獲得までは考えていないだろう。会社案内としてしっかりとした信頼感のあるサイトを構築したいのではないか。」と予測していた。

こちらの質問に対して、先方はしばらく黙っていた。しばらくして副社長が

「やっぱり売り上げアップやな。」
と言った。


漠然と売り上げがあがればいいなあという希望があるものの、実際どのようにすれば売り上げアップにつながるWebサイトになるのかが、イメージできていない様子だった。

そこで、売り上げアップに貢献するWebサイトがどういうものかイメージしていただくために、事例を紹介した。いずれもWebサイトで売り上げアップを達成しているクライアントである。

ただの事例紹介ではない。Webというものがどういうものかまったく知らなかったクライアントが私たちと一緒になって実践し、効果を出してきたノンフィクションのストーリーである。

その話を聞いた先方の社長、副社長、担当者たちは、まるで自分たちに重ね合わせているかのように熱心に聞き入っていた。Webでこんなことも可能なのか。という感じであたった。

「ただ....。」
先方の社長が口を開いた。

「弊社の商品は特殊な分野であり、Webだけで注文を受けたり、問い合わせを受けたりできるような単純な商品ではないが...。」

そこで営業部長が私に話しを振ってくれた。私はWebデザイナーになる前は化学プラントで働いていた。このクライアントが取り扱っている商品はまさにプラント向けのものである。当然、これらの商品については取り扱ったこともあるし、その原理も勉強していた。

つまり、私はかつてこのクライアントの顧客ターゲットだったのである。

「私はこの仕事に就く前、●●に勤めていました。御社が取り扱っている○○を導入するというプロジェクトにも携わっていました。御社の場合、Webで見込み客から問い合わせを受けることは多いに可能です。例えば.....。」

どういうケースでこのクライアントの商品を導入するのかといった具体的な1例を私の経験をもとに説明した。

「ほーっ。なるほど。」

そういう感じだった。
製造業出身のWebデザイナーなんて、そう居ないだろう。

Webサイトの発注先については後日、連絡をいただくということでこの日の訪問は終わった。

過去の経験なんて、どこでまた役に立つか分からないものだ。


※Webサイトが成功する大きな要因のひとつに、クライアント担当者の積極性がある。
中には、上から無理やり命じられて、イヤイヤWebの担当者になったんだなと感じる人もいる。

こういう担当者の場合は、依頼した資料も遅れるし、まずスケジュールどおりに制作するのは困難である。
サイトを成功させる上で欠かせないヒヤリングもままならない。目的や現状の問題点を聞いても明確な回答が得られないのである。

しかし、今回訪問したクライアントは積極的でこちらの話を目を輝かせて聞いてくれた気がする。
現状の問題点なども積極的に話してくれた。

自分たちに制作を依頼してくれれば、間違いなく効果を出せるものと確信している。

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