お客様のためのWebサイトとは何か?

2010年07月16日

【一人でできる!お客様のためのWebサイトを企画する方法:第2号】お客様のニーズを知る方法

小林謙輔です。

メルマガ「一人でできる!お客様のためのWebサイトを企画する方法」をご愛読頂き、
ありがとうございます。

このメールマガジンは、
旧「スクールでは教えてくれないWebデザイナーになる方法」を改め、

一人でできる!お客様のためのWebサイトを企画する方法」として、
リニューアルしてお届けするものです。

それでは第2号をお届けいたします。

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■お題「クリーニング屋さんのWebサイトリニューアル」
 http://www.life-cleaning.com/
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さて、前回予告したとおり、下記のサイトをリニューアルすると仮定して
お話したいと思います。

▽▽誠に勝手ながらピックアップさせていただきました▽▽

●ライフクリーニング様
http://www.life-cleaning.com/


前回のメルマガの最後で、
「自分なら、どのような企画をするか考えておいてください。」

とお願いしておりました。

「企画が難しいという方は、このクリーニング店のお客様を増やすためには、
このWebサイトの何を改善すればいいのかということを考えてください。」

とお願いしておりました。

私の解説をお届けする前に、確認させてください。

「この宿題やってきた人!手を挙げてください。」


いかがですか?
手は挙がりましたか?


このメルマガは、
「価格競争で苦しんでいるWeb制作会社の皆さん」
「制作会社の能力を見抜けない発注者の皆さん」

を対象にWebサイト企画の「考え方」をシンプルにお届けするものです。


自分で考えもせず、読んでいるだけで出来る気になっている人、
タダで企画をパクッてやろうと思っている人。

そのような人には「お客様のためのWebサイトを企画する資格」は
ありませんので、どうか読者登録を解除して下さい。(キッパリ!)
→ http://www.mag2.com/m/0000152499.html

さて、じゃあ本題に入りますね。

忙しい中、宿題を提出いただいた熱心な方もいらっしゃいます。
ありがとうございます。

抜粋して紹介させていただきたいと思います。

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大阪の企業でweb担当として働いている Mさんの提案
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皮革製品のクリーニングなどの特殊技術が強みであるのに、
HPでアピールできていないように感じました。
せっかくの技術を”サービス”に転換するためには、もっと分かりやすい
デザインが必要です。

「しみのメカニズム」の説明など、職人気質が伝わってきて頼もしい
印象ですので、フルリニューアルをするのでしたら、それを活かして
デザインをしたいと思います。

●内容についての変更
靴・バッグ・衣類のカテゴリ別でページを分けて、Before・Afterでサービス
利用例を写真で紹介する。
さらに、実際にかかる金額を明記する。
「ご利用の流れ」ページを追加する。

●デザインについての変更
文字を見やすくする。
価格表のデザインを変えて見やすくする。
ページによる価格表のデザインの違いをなくし、統一する。
お申し込み・お問い合わせにリンクするバナーは、色を変える。
ホーム画面に戻るボタンを付ける。
レイアウトはXHTML+CSSで行う。

(Mさんの提案ここまで)


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北海道の企業でweb担当として働いているSさんの提案
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拝見した感じでは、このクリーニング店は技術への自信が感じられ、
地元でも信頼を得ている企業と感じられます。
そこで、もっと『利用者・お客様の体験』を
全面に出してみてはどうでしょうか?

ご利用頂いたお客様の声を出すことで、サイトを訪れた人が
『ここにクリーニングを頼むと、こういう感じなんだ』と
具体的な経験を追体験できると思うのです。

あと、例えば『新婚旅行で買った思い出の鞄、
最近くたびれてきたので出番が減っているのよね』
『そんな方には、○○がオススメ!!』など
具体的な利用のイメージを出したほうが、
お客様への訴求が出来る気がします。

あと、お客様は、自分の大切な品物を預けるので、

預ける相手=社長や従業員
が見えると安心感が出て良いのではないでしょうか?

googleで"衣類 素材"で検索すると4番目に出てきており、
検索エンジンでも掲載している情報の価値を高く評価してるようです。
ただ、キーワードや記述からはクリーニング屋さんの表現が
出ていないので、その辺の見直しもした方が良いかもしれませんね。

(Sさんの提案ここまで)

いかがですか?


皆さんの考えと比べてみていかがでしょうか?
真剣に考えていらっしゃると思います。


今回初めてこのメルマガを読んでいる方、宿題を考えていなかった方も一度
ご自身で考えてみてくださいね。


ここで、私がいただいた企画案を添削するようなことは、あえていたしません。
このメルマガで紹介する私の方法を試してみて、読者の皆さん一人一人が
考えていただければと思います。


それでは、「お客様のためのWebサイトを企画する方法」を具体的に
紹介していきましょう。


「お客様のためのWebサイトを企画する方法」は次の4つのステップで構成
されています。


ステップ(1):お客様のニーズを知る

ステップ(2):自社の強みを知る

ステップ(3):競合他社のWebサイトを知る

ステップ(4):3つの情報から企画を考える


以上です。

非常にシンプルです。


特に、(1)~(3)のお客様、自社、競合他社という3つの視点を
絶対に忘れないでください。

この3つは、下記ようにそれぞれの頭文字をとって、「3C」と言います。


(1)お客様(Customer)
(2)自社 (Company)
(3)競合 (Competitor)


この内、どれか1つでも欠けると説得力のない企画になってしまいます。

中でも、最も大事なのが(1)のお客様のニーズを知ることです。

しかし、世の中のWebサイトの多くは、(1)お客様の視点が欠けているのです。

では、どうやってお客様のニーズを知るのでしょうか?

結構大変そうですよね。

ここで、このメルマガのタイトルを思い出してください。

『一人でできる!お客様のためのWebサイトを企画する方法』

そうです。


『一人でできる!』です。

インターネットの普及により、世の中は便利になりました。

ネット上で無料公開されている便利なサービスがたくさんあります。


今回のクリーニング屋さんのサイトでは、下記のサービスを利用してお客様の
ニーズを探ります。


Googleキーワードツール
Yahoo!知恵袋

ここで皆さんにアンケートにご協力いただきたいと思います。

このアンケートの結果によって、次回以降のメルマガの難易度を考えます。

↓↓↓読者アンケートはこちら↓↓↓
http://form.mag2.com/claepaekic


ご協力よろしくお願いいたします。

さて、次回からいよいよ企画に入っていきます。


★ここで宿題です!★

「Googleキーワードツール」と「Yahoo!知恵袋」を使ってどのように
お客様のニーズを把握するのか、考えておいてください。

そして、実際にこのサービスを利用してお客様のニーズを考えてください。


よければその内容をメールで教えていただけると大変嬉しいです。
次回のメルマガ内で紹介させていただきます。

ぜひ、mailmag@kobaken.biz までメールください。
お待ちしております。


↓↓↓読者アンケートにもご協力お願いします↓↓↓
http://form.mag2.com/claepaekic


宿題なんてやらないよという人。
自分で考えもせず、読んでいるだけで出来る気になっている人、
タダで企画をパクッてやろうと思っている人。

そのような人には「お客様のためのWebサイトを企画する資格」は
ありませんので、どうか読者登録を解除して下さい。(キッパリ!)
→ http://www.mag2.com/m/0000152499.html

ここまで読んでいただきありがとうございます。
次回もお楽しみに!


Twitterをやっている人は、よろしければ私のアカウント「@kobaken」も
フォローしてくださいね。Twitter上でのご意見も歓迎します。


↓↓↓読者アンケートにもご協力お願いします↓↓↓
http://form.mag2.com/claepaekic

お客様のためのWebサイトとは何か?

2010年06月28日

一人でできる!お客様のためのWebサイトを企画する方法とは

2010/06/28 リニューアル創刊号

一人でできる!お客様のためのWebサイトを企画する方法 
配信部数:1,938部


こんにちは。小林謙輔です。

前号の予告からお待たせしました。
メールマガジンリニューアル創刊号をお届けいたします。

このメールマガジンは、
旧「スクールでは教えてくれないWebデザイナーになる方法」を改め、

一人でできる!お客様のためのWebサイトを企画する方法」として
今号からリニューアルしてお届けするものです。

次のような方々を対象読者としています。


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(1)価格競争で苦しんでいるWeb制作会社の皆さん
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Web制作は激しい価格競争になっています。
相見積の挙句、安くしないと受注できない。そんな状況にある
Web制作会社の方は多いと思います。

価格競争に陥らないためには、
他社とは違う「付加価値」の違いを示す必要があります。

「付加価値」とは何か?

それは専門的な技術ではありません。
大半のお客様は、コーディングの技術やFlashの技術の違いなんて
分かりません。

このメルマガが、企画に「付加価値」をプラスするヒントになれば
幸いです。


----------------------------------------------------------
(2)制作会社の能力を見抜けない発注者の皆さん
----------------------------------------------------------

Web制作会社の違いって、よく分からないですよね。
コストをかけて発注するわけですから、失敗したくないですよね。

でも結局、価格だけで発注先を決めてないですか?

「なんだ、期待ほど効果が上がらないじゃないか?」
「Webなんて、こんなものなのか?」

なんてことを言って、Web制作会社に責任を押し付けていないですか?

それは発注者であるあなたの責任です。

このメルマガでは、Web制作会社に丸投げをせずにWebサイトを企画する
ための、大事な考え方を紹介していきます。


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このメルマガを提供する私は、こんな人間です。
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さて、本題に入る前に私が何者なのかを紹介させていただきたいと
思います。

私はこれまで、Web制作の受注側と発注側を両方経験してきました。
Webの仕事を始めてから、もう8年になります。

1996年に神戸高専 応用化学科というところを卒業してから5年間、
四国にある化学工場で技術者として働いていました。
(と言っても、技術なんてまったくありませんでしたが...。)

悔いのない人生を歩むべく、

2001年に退社して、イラストレーターとしての仕事を経験しながら、
社会人向けのスクールでWebとDTPの勉強をし、2002年にアルバイトと
して神戸にある小さなWeb制作会社に潜り込むことになります。

2003年にその会社で正社員登用していただき、2006年までの3年間、
Webディレクターとして、中小企業を中心とした様々な業種の
Webサイトの企画や制作、コンサルティングを担当してきました。

Webサイト制作を『受注』する立場にいたわけです。


当時は、納品のために土日返上、平日も徹夜の連続で制作をしていました。

でも成果はちっとも上がらない。安い価格なので数をこなさないといけない。
薄利多売で悪循環でした。


ホンマかよ?


と思った方、下記に紹介する当時の私の日記を読んでいただければ、
そのリアリティが伝わると思います。

ネガティブで重苦しい気持ちになりたくない人、時間のない人は
飛ばしてくださいね。


==当時の日記〜暗黒時代〜()内は投稿日時==


息抜き中のぼやき(2003年12月16日23:59)

3日連続の夜な夜な仕事中(2003年12月19日01:11)

寝起き:夜な夜な仕事4日目(2003年12月20日01:56)

夜な夜な仕事最終日?(2003年12月27日04:33)

今日は夜な夜な仕事ではないが..(2003年12月27日23:53)

もう少しお付き合いください。

トコロテン流れ(2004年03月16日23:39)

フン詰まりの原因(2004年03月19日02:27)

徹夜をしている状況での気付き(2004年03月25日05:38)

徹夜徹夜徹夜.....!(2004年03月26日06:15)

散々な日......。(2004年04月15日23:15)

いつになったら落ち着けるのやら。(2004年06月10日02:04)


==当時の日記〜暗黒時代〜ここまで===


どうですか?


「嫁さんに苦労かけたな」って?

おっしゃる通りです。

今読み返すと、当時の自分の未熟さを痛感します。


これはあくまで私の場合ですが、同じような日々過酷な条件でWebの制作
を行っている現場は非常に多いと思います。


どうすれば、価格を引き上げることができるのだろう?
どうすれば、もっと利益が出るのだろう?


日々悩み、考えました。そして試してみる。その繰り返しでした。


すると、少しずつではありますが、光が見えてきたんですね。
あることに気付いたのです。


そのキッカケを掴んだ当時の日記も残していましたので、紹介します。
もうしばらくお付き合いください。

時間のない人は飛ばしてくださいね。


==当時の日記〜ようやく光が!〜()内は投稿日時==


最近の快感(2004年08月24日22:58)

企画書は紙くずにならず!(2004年09月22日23:45)

Webデザイナーを目指す人へ(3) (2004年10月17日19:09)
Web業界って本当のところどうなの?

Web制作会社の顧客満足について(1)(2004年11月30日23:57)

Web制作会社の顧客満足について(2)(2004年12月05日14:46)


==当時の日記〜ようやく光が!〜ここまで==


なぜ、光が見えてきたのか?


それはお客様にとっての「付加価値」に気付いたからです。

その「付加価値」とは、
決してカッコよくキレイに作るとか、Flashで作るとか、Web標準の
コーディングだとか、そういう話ではないのです。


お客様は何に「付加価値」を感じるのでしょうか?


ここで、有名な言葉を紹介しましょう。


『お客様は、「Webサイト」を買っているのではない。
 それによって生み出される「効果」を買っているのだ。by Webに祝福された男』


お客様が期待している「効果」について考える。そこへ導く企画をどのように
生み出すか。

こういうことを意識してお客様に接するようになってから、
やがて私はお客様から名指しで相談やアドバイスを求められるようになって
きました。


これまでお客様に言われることと言えば、

「何でこんなに高いの?」
「これ、明日までにやっといてよ。」
「この作業も大したことないでしょ。ついでにやっておいてよ。」

のような、作業依頼や無理難題が多かったのですが、


「小林さんに教えてもらいたいことがあるんです。」
「小林さんの考えを聞かせてください。」

のように、明らかにお客様の態度が変わってきたのです。


「請負業者」から「先生」へ。


これは劇的な変化です。

私はその後に心機一転し、現在はとあるグローバル企業のWeb担当をしています。
つまりWebサイトや広告を『発注』する立場になったわけです。

ですから、私は、どの発注者よりもWeb制作会社の苦労を理解していると
思っています。


さて、立場が変わり、今度はWeb制作会社や代理店から様々な提案を受けるように
なりました。


受注するために、それこそ血を流しながらタダで提案していた立場から、
数社呼んで提案してもらい、その中から選ぶという贅沢な立場。


「あの会社はどんな提案をしてくるのだろう?」

私はワクワクしていました。


しかし、その期待の大半は裏切られました。


ほとんどの提案に、その会社独自の個性が感じられませんでした。
ほとんどの提案に、Webサイトの可能性が感じられませんでした。
ほとんどの提案に、その会社に頼むべき理由が見出せませんでした。


一言で言うと、

「その提案が自分ごととして感じられない」のです。


タダで提案してもらっておいて、大変失礼な話ですが、

「それって本当にウチのための提案なの?使いまわしじゃないの?」

という疑問が頭をかすめます。


結局、違いが分かるのは価格だけです。
ということは、価格が安いところを選ぶということになってしまうのです。


こうして、Webサイト制作の価格は下がっていきます。


企業のWeb担当者は、

「企画を任せられるWeb制作会社ってホント少ないよね。」
と嘆くことになります。

一方、Web制作会社は、
「こんな価格で効果なんで出るわけないやろ!」
と嘆くことになります。


Web制作会社が頼りにならないのであれば、頼りになるのは発注側である
自分たちです。

自分たちで考えて企画する力をつけることです。

自分たちのビジネスに必要なWebサイトを作ろうというのに、自分の頭で考えもせず、
効果が出ない責任を制作会社に押し付けるというのは、あまりにもヒドイ話だと
思いませんか?

ここで、もうひとつ有名な言葉を紹介しましょう。


『Webサイトの効果は、考え方×熱意×専門スキルで決まる。
「専門スキル」はアウトソーシングしてもよいが、
「考え方」はアウトソーシングしてはいけない。by Webに祝福された男』


Web制作会社も、価格競争に陥らないためには、企画する力をつけることです。


お互いが「Webサイトを企画する方法」をマスターすることでハッピーになる!

そう思いませんか?


このメルマガは、Webサイトの受注側、発注側、そしてWebサイトを利用する
エンドユーザの3者がお互いハッピーになるため、

Webサイト企画の「考え方」をシンプルにお届けするものです。

●メルマガのタイトル
 『一人でできる!お客様のためのWebサイトを企画する方法』 について


---------------------------------------------------------
なぜ、『一人でできる!』なのか?
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企業のWeb担当者、とりわけ中小企業のWeb担当者は一人であったり、
それも様々な業務との兼務だったりして、非常に忙しくされています。

しかもWebなんてよく分からない。

つい、Web制作会社に丸投げしたくなりますよね。

一方、Web制作会社側も忙しい。営業マンが一人で企画を考える
なんてことも多いでしょう。あるいはエース格のディレクターが
孤軍奮闘しているのかも知れません。


そんな皆さんのために、このメルマガでは一人でも企画ができる
「考え方」を紹介します。

この「考え方」を理解し、実行することで他社とはまったく違う、
クライアントの心に突き刺さるWebサイトの企画ができあがるはずです。

---------------------------------------------------------
なぜ、『お客様のための』なのか?
---------------------------------------------------------

Webサイトの『お客様』というのは2点あります。

・ひとつ目は、Webサイトを利用するエンドユーザ。
・ふたつ目は、Webサイトを発注する企業の方々。

最も大事なのはひとつ目のエンドユーザです。
ひとつ目を満たせば、ふたつ目の発注する企業の方々の満足は得られる。
私はそう考えています。


しかし、Webサイトの企画の多くが、エンドユーザの視点が決定的に
抜けているのです。


「いやいや、ウチの会社ではユーザビリティを十分意識して
設計しているからそれは大丈夫だよ。」

とおっしゃるかもしれません。

じゃあ、言い方を変えます。


そのWebサイトを使う『お客様』は見えていますか?


ユーザビリティ、アクセシビリティやSEOなどという分かりにくい
言葉を使う前に、そのWebサイトを使う『お客様』は見えていますか?


ユーザビリティは、『お客様』によって変わるものです。


じゃあ、『お客様』はどうすれば見えるのか?

さあ、楽しみになってきましたね。


次回からは、いよいよ本題に入ります。
次回発行は2週間以内を予定。


せっかくなのでお題を出しますね。

次回は下記のサイトをリニューアルすると仮定してお話したいと思います。


▽▽誠に勝手ながらピックアップさせていただきました▽▽
http://www.life-cleaning.com/


自分なら、どのような企画をするか考えておいてください。

企画が難しいという方は、このクリーニング店のお客様を増やすためには、
このWebサイトの何を改善すればいいのかということを考えてください。


その方がお互い勉強になります。

よければその内容を事前にメールしていただけると嬉しいです。
メルマガ内で紹介させていただきます。

ぜひ、mailmag@kobaken.biz までメールください。

「あ、このメルマガは私には不要だ。」

と感じられた、大手企業の皆さん、大手制作会社、代理店の方は
登録を解除してくださいね。

遠慮のいらない解除はこちらです。


こんなテーマも、メルマガで取り上げてよという要望も歓迎します。
ぜひ、mailmag@kobaken.biz までメールください。

Twitterをやっている人は、よろしければ私のアカウント「@kobaken」も
フォローしてくださいね。Twitter上でのご意見も歓迎します。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
よろしくお願いします。

お客様のためのWebサイトとは何か?

2010年02月25日

「日本経済新聞 電子版」は新聞の優良顧客向けサービスであり、裾野を広げるものではない

ついに日本でもネット広告費が新聞広告費を抜きました。
と言っても、目立つのはネット広告費の伸びより、新聞広告費の落ち込みですね。

ネット広告費、新聞抜く 総額は11.5%減-ITmedia

新聞の広告の反応は落ちているため、出稿が減っていると聞きます。

さらに、若者の新聞離れが深刻さを増しています。
私も昨年、新聞購読を止めました。ニュースはテレビやネットで無料で見れるものと考えているからです。

新聞社の収益源である広告料と購読料。その2つの柱が大きく揺らぐ中、新聞各社は生き残るためにどのような手を打つべきなのでしょうか?残念ながら誰も明確な答えは持っていません。

そんな中、日本経済新聞社がこんなサービスを開始します。

日経を丸ごと読める「Web刊」、単体月額4000円で 「良質な情報はタダではない」-ITmedia

--------以下引用-------------------
日本経済新聞社は2月24日、無料・有料コンテンツを組み合わせた本格的なネット新聞「日本経済新聞 電子版」(愛称:Web刊)を3月23日に創刊すると発表した。1日から購読申込みを受け付ける。

「NIKKEI NET」をリニューアルする形で、一部の記事を無料で提供。有料会員になると、日経本紙に掲載される全記事を丸ごと読める。携帯電話からのアクセスや、設定したキーワードに関するニュースの自動ピックアップ、記事クリッピングなども有料会員向け機能として提供する。

料金は、本紙(全日版3518円、朝・夕刊セット4383円)を購読していればプラス月額1000円、Web版だけなら月額4000円。

喜多恒雄社長は「紙の新聞の部数に影響を与えないことを前提にした価格設定」と説明している。
--------引用ここまで-------------------

まず最初に、
「電子版にすると流通コスト下がるのに、なぜ電子版のみで4,000円なんだ?安くせなアカンやろ。」
とツッコミを入れたくなりました。


--------引用ここから-------------------
「良質なコンテンツはタダではない。本当に価値がある情報や機能には、それにふさわしい対価をいただきたい」――有料のWeb版を提供することで、「ネットの記事はタダ」という常識を覆し、新聞不況を脱する一石にしたい考えだ。
画像 喜多社長

 「ネットに無料の情報があふれる中、情報が本物か、発信源はどこか、誰か事実を確認したのか、確かなものが分かりにくくなっている面もある。紙の新聞で培ってきた正しい報道や価値のある言論、ジャーナリズムを、PCや携帯電話などデジタル機器に親しんだ人にも提供するのが使命」(喜多社長)
--------引用ここまで-------------------

うーむ。
良質なコンテンツかどうかはさておき、PCや携帯電話などデジタル機器に親しんだ人に提供するのであれば、電子版のみで4,000円というのは絶対ありえません。

しかし、本紙を購読していればプラス月額1,000円で電子版を読むことができるということで、紙の購読者に対してかなり優遇した価格設定になっています。

「紙の新聞の部数に影響を与えないことを前提にした価格設定」ということなので、あくまでメインは紙なのです。

紙の新聞を評価してくれる人がメインターゲットということです。
そしてそれは、現在の新聞購読者にほかなりません。

つまり、これは既存の優良顧客向けサービスにすぎないのです。これでは購読者数を増やすことは難しく、マスメディアとしての影響は今後ますます小さくなることが予測されます。

そしてこの流れは、後で電子版の価格を値下げしたとしてもくつがえることはないと思います。

なぜか?

このタイミングを狙ったのか、M1・F1総研からでこんな調査結果が出ていました。


「金がかかるから」、若者が新聞を読まない理由トップに--M1・F1総研調べ-CNET Japan

--------引用ここから-------------------
普段新聞を読まないM1層が「新聞を読まない理由」としては、「料金がかかるから(62.6%)」が1位。また、「他のメディアから得られる情報で足りているから(24.5%)」も上位に挙がっており、M1・F1総研は「他で間に合う情報に対してわざわざお金を払うことに抵抗を感じている様子がうかがえる」と分析している。
--------引用ここまで-------------------

やはり、有料の新聞というメディアは、マスメディアとしての影響力は小さくなり、既存購読者のみに評価されたニッチメディアに変化していくと思います。

ただ、ニッチメディアになったとしても、ある分野におけるニッチ層を狙えるわけでもなく、広告価値が上がるわけでもありません。今の新聞の広く浅くというコンテンツでは、ターゲットが絞り込めないので、掲載される広告の反応が上がることは考えにくいのです。よって将来的に広告収入が上がることもあまり期待できないと思います。ただし電子化によって、登録者の属性ごとに紙面の広告を細かく差し替えることができれば別ですが。
こちらによると、もちろんそれは考えているようですね。

と言っても、悲観的なことばかりではありません。顧客一人あたりの収益は上がるでしょう。それにしても紙の購読者に対してプラス1,000円のみのプランとは、選択肢が少ないですね。

松・竹・梅ではありませんが、購読者の興味関心に応じて、より商品を細分化してクロスセルするような商品にすれば、さらに顧客一人あたりの収益を上げられる可能性はあると思います。

例えば記事単位で販売するなどです。これなら特定分野だけに興味のある人も取り込めるかもしれません。ただし、その場合、日経だけのコンテンツでは苦しいでしょう。読売、朝日や他の専門紙と組んで、登録したキーワードにマッチする記事を全てクリッピングして提供すれば面白いと思います。

いずれにしても、課題は新規顧客の拡大です。「良質なコンテンツはタダではない。本当に価値がある情報や機能には、それにふさわしい対価をいただきたい」ということですが、私には価値が感じられません。

興味ある分野のニュースなら、ネットの方が深いと思っています。
広く浅いニュースもTVやネットで十分です。

電子新聞という、紙の体裁をそのまま電子化しているだけの点も、非常にもったいない気がします。
面白い記事のURLを紹介し合うという、ソーシャルメディアの特徴も生かすこともできないからです。

この点は、元時事通信記者でIT関連で多数の著書を出している湯川鶴章さんもブログで指摘しています。

日経の電子新聞は成功するか失敗するか-Tech Wave

結局、このサービスは今の新聞に価値を感じている優良顧客からの収益を上げることにはなるでしょう。しかし長い目で見ると、新聞に有料の価値を感じている層の減少により、顧客数の減少は避けられないと見ていますが、いかがでしょうか。

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お客様のためのWebサイトとは何か?

2010年02月03日

UstreamとTwitterの組み合わせに見る、リアルタイムウェブがマスメディアに与える影響

新聞やテレビなどのマスメディアの崩壊が叫ばれている中、さらにその流れを象徴する動きが活発です。

日本航空、稲盛和夫新会長就任会見を生中継-Business Media 誠
------------------以下引用------------------
日本航空は2月1日、同日に就任した稲盛和夫新会長と大西賢新社長の会見を東京都内で行った。会見時間にUstreamで生中継していたものを、動画としてお伝えする
------------------引用ここまで------------------

これは、JALの稲盛和夫新会長就任記者会見に参加した記者が、「Ustream」という、ライブ動画配信サービスを利用して、会見の模様を生中継した事例です。

Ustream」は、誰でもPCやiPhoneから手軽に動画を生中継できるサイトで、その手軽さから急成長しているサービスです。

記者が記事を書く前に、その会見の模様を自ら生中継して一般ユーザに届けたのです。

さらにTwitterではこの会見やニュースに関して、ユーザの間で様々な意見が交わされました。

我々は、新聞やテレビ、ニュースサイトに記事がアップされる前に一次情報に触れることができたのです。

「今後、このようなニュースに居合わせている記者や一般人が、ネット上に生の情報を配信するようになる。それを見たユーザはネット上で活発な意見交換をするようになる。」

「そして、ニュースを発表する企業自らが、自社メディアを通じて生中継する。
こんなことが当たり前になる時代が来るのではないか?」

そんな予感がしました。

そして翌日、その予感は早くも的中してしまいました。

ソフトバンクの孫正義社長がこんなことをやってくれたのです。


「うれしくて仕方がない」──孫社長が語る、Web的なその理由-ITmedia
------------------以下引用------------------
「きょうはうれしくて仕方がない」──ソフトバンクの孫正義社長は、2月2日に開いた2009年4~12月期の決算説明会をこう切り出した。どんなトピックについて語るのだろうか? 耳を傾けた証券アナリストや一般メディアの記者は、孫社長が語ったその理由に拍子抜けしたかもしれない──「決算説明会を TwitterとUstreamでライブ中継するからだ。世界初かもしれない」
------------------引用ここまで------------------

アメリカではマスコミを解さず、まず自社のブログやTwitterを通じてニュースを配信するという事例が増えていると聞きます。

そして、企業のみならず、誰もが無料で放送局を運営できる時代がやってきたのです。

新聞社は、これら無限大の競合に対して、サービスの差別化を行わなければならないのです。

このような事実を知らされても、
「まだ一部のネットマニアだけが盛り上がっているだけだろう。」と思っているアナタ。

今の子供たちが物心ついたときに、ニュースを得る媒体として、TV、新聞、インターネットが与えられた場合、どれを選ぶと思いますか?

彼らは、「新聞は信頼できる」などという常識は持ち合わせていないのです。

迷わず、面白い方を選ぶと思います。これはもう、目の前に来ている話なのです。


さらに、子供たちにとって、新聞社やTV局の主観が入っていない生の情報を元に意見交換する習慣が身につけば、「自ら考える力」が養われることが期待できます。

日本人は特に「考える力」が不足していると言われていますが、「考える力」を鍛える場所というのが、Web上にあります。しかも場所や利便性はどんどん増しているのです。


さて、最後に一言。
UstreamとTwitterの組み合わせってニコニコ動画と同じちゃうの?

って考えると、ニコニコ動画頑張って欲しいな。と思いました。

インターネットがもたらしたの最大のメリットは、物理的な空間を越えた不特定多数とのコミュニケーションが可能な点です。

ようやくその世界が実用レベルになってきたと思うとワクワクして眠れなくなります。

お客様のためのWebサイトとは何か?

2009年12月28日

私の中の2009年ブログ記事 アクセス数ランキングTOP20

2009年もあとわずかになりました。
私がブログに書いた記事の中で、今年アクセス数の多かった記事を紹介します。

●第1位
ネットで借りて~♪の「DMM.com」テレビCMとWebサイト連動キャンペーンを斬る!
2008年の年末から2009年の正月にかけてDMM.comのTVが頻繁に流れていましたが、受け皿としてのWeb施策も優れたものでした。何が優れているのか、私なりの解説です。

●第2位
前略プロフィールを使ってみる-プロフの危険性を理解する
小学生や中学生、高校生の子供を持つあなた!「プロフって何?」って言っている場合ではありませんよ!これを読んで少しはショックを受けてください。

●第3位
日本のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞くを読んで、では自分はどうするか?
この梅田望夫さんの発言はネットでかなり物議をかもしましたね。

●第4位
デジタルネイティブが意味するもの-私たちはどう変化すべきか?
2008年11月に放送されたNHKスペシャル「デジタルネイティブ」には衝撃を受けましたが、共感する点も多々ありました。

●第5位
アドビ、オムニチュア買収における、無料版Site Catalyst(サイトカタリスト)の可能性について
いやあ、これは絶対出ると思いますね。バカ売れしている書籍「フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略」を読んでさらに確信しています。

●第6位
電子黒板よりも携帯電話-携帯電話禁止とスクールニューディール構想に感じる矛盾

●第7位
携帯電話を持たすべきか、持たさないべきか?ではない。いいサイトは見せるし、くだらないサイトは見せない。それだけだ。

●第8位
ネットリテラシー教育はビジョンありき-石川県における携帯電話の所持禁止に関する条例にビジョンが感じられない点

石川県における携帯電話の所持禁止に関する条例が典型的な例ですが、2009年は携帯電話のフィルタリングも話題になりました。「くさい物にはフタをしろ」では何も解決しません。

●第9位
Webサイトのアクセス解析書籍2冊「Webアナリスト養成講座」「ウェブ解析力」届きました。
何より嬉しかったのは、日本一のログ読み男の石井研二さんと、Webアナリスト養成講座の監訳者である衣袋宏美さんからコメントをいただいたことでした。


●第10位
「何も勉強してません。遊んでいるだけです。」褒められた4歳娘が発した一言
私も常にこうありたいと思っています。

●第11位
「仕事を好きになる」ということ
書籍の販促動画ですが、感動してしまいました。


●第12位
インターネットは、私にとって「人見知り」や「引っ込み思案」という弱点を補ってくれるツールだった
私にとってのインターネットとは?
インターネットは間違いなく私の人生を豊かにしています。

●第13位
はじめてのiPhone OS3.0と、スマートフォン普及による携帯電話のネット環境について

●第14位
「テレビがつまらない理由」と「通信と放送の融合理想形」(iPhone OS 3.0に未来のTVリモコンの姿を見た!)

iPhone OS3.0を触って思ったこと。モバイルによるネット環境は急速にPCと遜色ない快適な環境になっていくということです。そこでちょっと夢を見てみました。


●第15位
Webデザイナー志望者のためのQ&A  「Web制作会社の求人に応募するタイミングについて」
Webデザイナー志望者からの相談にお答えしました。Web制作会社への就職チャンスはいつ、どのタイミングで訪れるかは、分かりません。特に実務未経験の場合は、応募し続けることでチャンスの回数を増やすことが大事なのです。

●第16位
子供向けWebサイトの利用者を増やすための、ディズニーのマーケティング戦略
こういうサービスひとつとってみても、よく考えたなと思いますね。

●第17位
海外における、デジタルデバイド(情報格差)解消への取り組み例と、日本の携帯電話禁止の議論への危惧について
同じ子供へのネット環境に対する考え方が、日本と海外で対照的なのが印象的です。
発展途上国の子どもたちにインターネットにつながるノートパソコンが行き渡れば、彼らにとって、どんな可能性が広がるのでしょうか?

●第18位
PC版キッズケータイ?「子供をいち早くコンピュータになじませたい」ために最適化されたパソコン
日本でもこのようなPCが登場してくればいいと思います。

●第19位
4歳の我が娘のネット利用状況と教育における活用提案について (1)-YouTube

●第20位
4歳の我が娘のネット利用状況と教育における活用提案について(2)-Google Earth

「インターネットは知の高速道路(梅田望夫著、ウェブ進化論)」とはよく言ったものですね。我が子の反応を見ているとそんな気がしてなりません。
私は我が子にはインターネットに自然に触れさせておきたいと思っています。
これから使えないと困る道具の一つですから。

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